最近、児童文学ばかり読んでいる気がしますね。
子供の頃、「人は死んだらどうなるの」「人は死んだら真っ暗なところにいって、全てがおしまいなんだよ」なんていう会話をした記憶はありませんか。
この小説は、児童文学ながら、テーマは「生と死」。人は、死んだらどうなるのか、すなわち哲学なんですね。小学生仲良し3人組が、死にそうな老人3人を見張って、人が死んだらどうなるのか観察しようとするのが話の始め。小学生なりに人の死に興味を持ち、研究しようというところがかわいく思えます。
「生きるとは、死に至る病である」すなわち、生きるということは、おそかれ早かれ、死ぬためのプロセスをたどっていることだと言った人がいます。人は必ず死ぬのになぜ生きるのか、永遠のテーマです。犬にはこんな悩み、ないんだろうなぁ。