- 作者: 椎名 誠
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1989/09
- メディア: 文庫
大好きな1冊。
椎名誠に最初にはまったのは中学生の頃。今から20年近く前ですね。小説家としては決して語彙が多くないと思うけど、何とも温かい文章なんですね。
そして、誠パパと岳少年の親子の友情。息子が成長して次第に父親を疎ましく感じる様子。昔は息子の側から感情移入し、今は父親の側から感情移入できる名作です。
発表以来、何度読んだことか。
自分に息子が生まれたら「岳」と名付けたい、と思わせる1冊です。