快勝!
先日、担当している離婚無効確認事件の判決があり、見事勝訴しました。
長年別居している間に、配偶者が無断で離婚届を提出してしまったという事案で、私が入所した直後に初めて担当した事件です。あれから1年半あまり・・・。
「勝手に離婚届を出すことなんてできるの?」と思うかもしれませんが、夫婦揃って提出する必要はありませんし、印鑑証明書を添付する必要もないので、結構簡単にできてしまうのです。しかも、財産分与の請求が出来るのは、「離婚の時から2年」ですから、別居中、知らない間に離婚届を提出され、気付いたら2年経過していた・・・なんていうこともあり得るのです。
この場合、離婚の効力を覆すには離婚無効確認訴訟を起こすしかありません。「でも、勝手に離婚届を出したのなら、裁判ですぐに無効と認められるんでしょ?」と思うかもしれませんが、これが意外と大変だったりして・・・。
勝手に離婚届を提出されることを防ぐには、あらかじめ役所に「離婚届不受理申立」ということをしておくことも考えられますが、そのような制度を知っている人はなかなかいないですよね。
信頼して任せてくださった依頼者の方やボスの期待を裏切らないで済み、正直ホッとしています(笑)。
(アソ弁)
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