「暗号解読(上・下)」 サイモン・シン (新潮文庫) ★★★★
ロゼッタストーン、中世ヨーロッパ、世界大戦から現在、未来まで、暗号とその利用、そして暗号解読者の活躍の歴史をつづった1冊。
前作「フェルマーの最終定理」もそうだったが、数学的な専門知識がなくてもそのおもしろさが伝わるところが、著者のすごいところだろう。
私を含む一般市民がインターネットで頻繁に取引をするようになった現在、庶民も暗号に無関心ではいられない。
権力者は犯罪、国家転覆を防ぐために暗号を禁止しようとするが、それを是とするか非とするかは、国民自らの選択にゆだねられている。
暗号作成者と暗号解読者の闘いは、現在(意外なことに)暗号作成者の勝利の状態であるが、次なるステージに向けて双方がまたしのぎを削っている。
まぁ、暗号は解読されたことが公にされないところが、また怖いところでもあるのだが・・・
おすすめです!
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