稲盛和夫の著書はたくさん読ませていただきましたが、これはいいです。
経営者とはどうあるべきかが問答形式で書かれているため、とても読みやすい。
備忘のために、いくつかの言葉を書き留めておきます。
【社員を惚れこまさんか】
まず、自分のことよりも先に社員を良くしてあげたいという気持ちを持つことが大事です。
会社は、経営者も含めて全従業員の物心両面の幸福を追求するために存在します。
だから会社は高収益をあげ、どんな不況が来ようともビクともしない会社にしていかなければなりません。そのために経営者は先頭を切って必死に働きます。
皆さんも自分の生活を守り、自分の幸福を実現しようとするなら私についてきてください。
それが嫌だというなら辞めて下さい。
従業員みんなの幸福のために私と一緒に苦労してくれる人でなければ困ります。
【誰にも負けない努力をする】
それは社員に対してではなく、あくまで経営者にいっているのです。
【人材難の嘆き】
どんなに賢い人を雇うにしても人間性の良い人を雇うことです。
絶対に能力だけで採用してはいけません。
思うような人材がそろわないならそれは自分の器もそのレベルなのです。
【率先垂範するトップのもとでこそ人は育つ】
ワンマンではダメ、という言葉に耳を傾ける必要なし。
コンサルタントはみな、人を育てるにはもっと人に任せるべきです、という。それは自分で経営をしたことがない人がいう言葉です。
経営者はそんな悠長なことは言っていられないのです。
あんたがなんでもやるから人が育たないという声が出てくることもあります。しかしそんな頼りない社員なら育たなくてもいいのです。
【まず先頭に立って働き、酒を酌み交わしながら語り合え】
コンパは心を通わせる最高の方法
一生懸命頑張ってくれる人には、お願いします、というし
間違っている人には、その考え方は間違っている、と言います。
自分自身が間違っていた時は、なるほどそうだ、直そう、と素直に受け止める。
コンパの場は各自が鍛えられる修行の場になるわけです。
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