未来創造弁護士法人

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子供のために

こんにちは。兄弟子長田です。

先日、担当していた子の監護者指定の審判において、お父さん側の立場で見事監護者の指定を受けることができましたのでご報告致します。

子の監護者指定の審判というのは、夫婦が別居した後、離婚までの間、両親のどちらが子を手許に置いて育てるか(手許に置いて育てる人を監護者といいます。)に争いがある場合、裁判所に決めてもらう手続をいいます。離婚までが監護者、離婚後が親権者というイメージです。

今回の事案は、別居後、お父さんが子を手許に置いて育てていたところ、お母さんより、子の監護者をお母さんに指定するとともに、子を引き渡すよう求める審判の申し立てがあったという事案です。

裁判所が監護者を決めるに当たっては、主に、

①母親優先の原則(子が小さければ小さいほど、母親を監護者とすべきという原則)

②現状維持の原則(現状の監護状況で問題がないのであれば、変更しないという原則)

③兄弟不分離の原則(子が複数いる場合には引き離さず、まとめて片方の親に監護させるという原則)

という③つの点が考慮されます。①があることからも分かるように、「お父さんとお母さん、どちらが監護者にふさわしいか」ではなく、「お母さんを監護者としておくことに何か問題がないか(なければお母さん)」というのが裁判所の考え方にあるようで、お父さんはとても不利。今回の件では、子が保育園児であったため、①と②のどちらを優先させるのかが争点となりました。

方針として、①に関して、お母さんの問題点を指摘するとともに、②に関して、現在、お父さんの許で何の問題なく元気に育っていることを主張することにしました。

①については悪口の応酬になりがちなので、なるべく根拠のあるものにとどめ、他方、②については、豊富な資料に丁寧な説明を付けて裁判所に提出しました。

この結果、お父さんの熱意と誠実な人柄が裁判所に通じたのか、お父さんであるというハンディをはねのけ、みごと監護者に指定してもらうことができました。

もっとも、子の監護者指定は、勝った負けたの話ではなく、何が子にとって一番良いか、という点に尽きます。

お母さんの重要性に変わりはありません。

(兄弟子)

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