こんにちは。岩崎です。
先日,市役所の法律相談を担当しました。
弁護士会から担当の弁護士が派遣され,市民からの相談に応じるものです。
市役所の場合,相談時間は1人あたり25分です。
予約制で次の相談者が待っているため時間厳守です。
相談者にとって短い時間であることは間違いないですが,弁護士にとっても短いです。
限られた時間で事実関係を聞き取り,法律をあてはめ,結論をだす必要があります。
また,その結論に至るために取りうる手段が複数あるときは,より良い手段はどれかを考えます。
そして,以上の思考過程をわかりやすい言葉で説明します。
事務所での法律相談であれば,予約を頂いた時に概要を伺い,あらかじめ,関連しそうな法律や文献を調べておくことができるのですが,市役所の相談では事前の情報がないためそうはいきません。
限られた時間と情報の中で,一定の結論,道筋を示すことの大切さと難しさを感じます。
(新弟子)