イエローキャブが破産の申し立てをしたというニュースが飛び込んできましたね。
私もボスと同様、裁判所から破産管財人に選任されることが多くなりました。
管財人は、破産者の財産を換価し、債権者に配当することなどを職務とします。”破産者の財産を換価”と文字で書いてしまうと簡単ですが、抵当権がびっしり付いた不動産であったり、事業用の車両であったり、在庫であったりと、換価対象は様々です。しかも、破産管財人や債権者にとっては単なる換価対象の財産ですが、破産者にとっては思い出の詰まった自宅であったりするわけですから、「売れたから出て行って」と言うのは辛いものがあります。
ただ、私がこれまでに出会った破産者の方は、とても前向きな方が多かったように思います。失敗してしまったけど、次はちゃんとやるぞ!という決意と意欲に満ちあふれていました。破産によって与えられたチャンスを大いに生かして欲しいものです。
破産管財人を引き受けると、債権者等から問い合わせがたくさんあったりして、事務局も大忙しになります。いつもありがとうございます!
(兄弟子)