【第50回SUC三谷会】 交通事故研究(その1)
今回から交通事故の研究を始めました。 最近論文が発表されている事案を中心に、担当を決めて順番に研究内容を発表していきます。
【本日の主な研究タイトル】 ・てんかん等がある場合の責任 (民法713条の故意過失) →予見可能性と回避可能性があれば過失を認める ・会社役員の役員報酬に減額がない場合の休業損害 →労働対価部分をどう見るか。会社自体の損害と認定できないか。 ・赤字の個人事業主と休業損害 →売上げの減少から流動経費を控除した残額は認めるべきではないか。 ・ホステス、スポーツ選手など特殊な職業と労働能力喪失期間 →長期間高収入があったと認定されるためには厳格な立証が必要 ・定期金賠償判決(事情変更による増減額・民訴法117条) →義務者の資力や、権利者が途中で死亡した場合の扱い