第4回 方針検討会 [Monju]
本日は、これまでで最多の13件の案件について方針を協議決定しました!
私たち未来創造弁護士法人が案件をお引き受けする際に、
・請求権の法律上の根拠(法律構成)
・主張を証明できるだけの証拠があるか(立証責任)
・自分たちと相手方のバトナ
を十分に検討する必要があることはいうまでもありません。
しかし、実際には、案件の相手方が、十分に上記の要素を検討しないまま、曖昧な主張、曖昧な請求を押しつけてきて、これに対応しなければならない場合があるんですよね。
相手の主張が曖昧では、明確な反論ができない!
ということで、相手の主張の整理が最初の初動になりますね。
あとは、相手の本音を聞き出すこと。
たとえば、解雇の無効を争われている場合、
A 絶対に職場に復帰したいのか
B 本当は解決金をもらって次の職場を見つけたいのか
これが分からなければ、方針を立てられません。
弁護士同士、書面のやりとりを繰り返していると、お互い本音を言わずに建前を繰り返して時間ばかりが過ぎてしまいがち。電話、面接などで、ずばっと本音を聞き出すことがスピード解決のコツになります。
第4回 バトナ研究会
交渉を究め、交渉を科学するバトナ研究会。
本日は、主に「裁判をしたら負けてしまいそうな事案の交渉方法」について研究しました。
裁判したら負けてしまう場合でも、
・裁判にかかる期間(時間)
・裁判にかかる費用(お金)
・裁判に関わる社員の時間(人件費)
など、相手にとっては手痛い手間暇や、
・本当に裁判に勝ちきれるかの不安
など、バトナは様々です。
「相手から見える景色を想像する」
これが上手な交渉の基本になりますね。
第3回 方針検討会 [Monju]
トラブルを早く、上手に解決できるかは、一番最初の方針を上手に立てられるかにかかっています。
未来創造チームでは、弁護士が9名在籍する強みを生かして、ご依頼いただいた案件の方針は、メンバー全体で検討しています。
本日も7件の新規ご依頼を検討。
請負契約トラブル、労使関係、遺産分割、交通事故、親権者の問題まで多種多様。
たくさんのご相談をいただき感謝です!
初動が最重要!!
第3回 バトナ研究会
交渉を究め、交渉を科学するバトナ研究会。
本日は、
・請負契約の中途解約があった場合の損害額の立証
・賃貸管理仲介者の責任と立証責任
・介護事故での後遺障害等級の認定
などについて研究しました。
上手な交渉をするためにはやはり、相手と自分のバトナの整理が最重要。
自分のバトナが強い場合には、多少の譲歩で納得してもらう交渉法を考えます。
一方、相手のバトナが強い場合にはどんな伝え方をすれば譲歩を引き出せるかを考えます。
やはり交渉は事前準備が8割です。
第2回 方針検討会 [Monju]
本日は、新規にご依頼いただきました6件の案件について、メンバーにて方針を検討しました。
中でも公道上の構築物について、地方公共団体に除却請求をできるかといった案件では、要件と効果、そしてその後の代執行の可否といった法律上考えなければならない事項が多く、チームで検討する価値が大きい案件でした。
第1回 方針検討会 [Monju]
未来創造弁護士法人では、トラブルの交渉による解決に力を入れています。
裁判による解決は時間とお金がかかる上、実りがあまりないからです。
ところで、みなさんは、弁護士の腕の差ってどこで出ると思われますか?
意外かもしれませんが、弁護士の腕に差があっても裁判の結果はあまり変わりません。
裁判が進むと裁判官が「こんな証拠はないのか?」「この部分の主張を追加してくれ」なんて指示を出すからです。
むしろ差が出るのは、案件の初動の部分。お客様からお引き受けして、どのような方針を立ててどのように動くかを決める一番最初のところです。
先を見通し予想して、勝てる事案なら強気の方針を立てますし、ヤバかったらさっさとケリをつけます。
この先の結論を見通す力こそ、弁護士の腕の差が出るところで
①法律知識
②経験
③知識を実務に落とし込むセンス
の総合力が問われてきます。
未来創造弁護士法人では、これまでも当初の方針を決める際には複数の弁護士が話し合うことが多かったのですが、今期からは全ての案件を代表を含む3人以上の弁護士で検討して方針を決定することにしました。
この方針検討会を社内では[Monju]と呼んで定例化しています。
「三人寄れば文殊の知恵」からネーミングしました。
弁護士が9名在籍する事務所の強みを生かして、皆様の身の回りで起きてしまったトラブルをスピード解決してい見せます!
第1回 バトナ研究会
未来創造弁護士法人では、トラブルの交渉による解決に力を入れています。
裁判による解決は時間とお金がかかる上、実りがあまりないからです。
交渉が上手な人と下手な人の差は、「バトナ」を上手に準備して使えているかの差です。バトナとは、Best Alternative to a Negotiated Agreement 略で、交渉が決裂しても困らないような代替案、といった意味です。
交渉の成否は、「自分のバトナ」と「相手のバトナ」の強弱で決まるのですが、弁護士(法律家)にとってのバトナとは
①裁判になった場合にどちらが勝訴するか
②認容判決が出る場合、認容額はいくらか
③解決までにどのくらいの時間がかかるか
④解決までにどれくらいの費用を負担しなければならないか
を考えることになります。
弁護士の交渉は
・この交渉条件を受け入れずに決裂すると相手はヤバいことになる(相手にバトナがないこと)
・この条件で交渉が決裂しても、こちらは対して困らない理由(こちらにバトナがあること)
を伝えることが全てです。
もっとも、人間は感情の生き物なので、バトナという理屈だけでなく、納得感や好き嫌いといった感情で条件を受け入れるかのどうかの最終判断をしています。
そこで、「誰に」「どの手段で」「どの雰囲気で」このことを伝えるかが腕の見せ所になります。
交渉力は、
①バトナの構成力
②感情の想像力
③経験
の総合力で決まります。
そこで、未来創造弁護士法人では、弁護士同士互いの交渉力を加速度的に向上させるため「バトナ研究会」を立ち上げ、各自の担当する事案をもちより、交渉の戦術を検討する検討会を毎月2回早朝に開催しています。
交渉こそ、弁護士の腕の見せ所。こうご期待ください!
第101回 未来創造会議 理念、ビジョンと2021年の戦略発表
第99回 未来創造会議 「フィロソフィをいかに語るか」
毎回全員参加で、チームのベクトルを確認する未来創造会議も99回目。
今回は、盛和塾最後の世界大会での塾長講話「フィロソフィをいかに語るか」をテーマにしました。
フィロソフィは、会社の方針に従業員を従わせるための行動規範とか、従業員を精力的に働かせるためのツールではない。
あくまでも、従業員に素晴らしい人生を送って欲しいという強い思い、限りない愛が根底になければならない。
そのために、経営者は
①経営者自身がフィロソフィの持つ偉大な力を信じること
②率先垂範し自ら実践に努めること
③フィロソフィを自らの信念にまで高めること
④従業員と本音で語り合うこと
⑤従業員とともに学び続けること
を、何度も繰り返し思い返さなければなりません。
このことを改めて仲間の前で宣言させていただきました。
2020年もあとわずか。記念すべき次回100回目の未来創造会議(仕事納め)を気持ちよく迎えるためにも、残り50日を全力で駆け抜けたいと思います。