弁護士のネダン
皆さんが弁護士に事件を依頼するときって、弁護士費用がどれぐらいかかるか気になりますよね。
とりあえず弁護士に相談に行きます。相談料は30分5000円が相場でしょう(うちの事務所も同じです)。
相談をして、実際に依頼をした場合、どの位の弁護士費用がかかるかを聞きます。
ところが困ったことに、ここで弁護士費用の概算をお伝えするのって、結構難しいものなのです。
なぜなら、
まず第1に、解決までにどれぐらいの手間と時間がかかるかが弁護士にも分かりません。
手間と時間は相手の争い方にもよるので、例えばあっさり話がつく場合もあれば、裁判起こして徹底抗戦、さらに控訴・上告・強制執行と解決までに3年も5年もかかるケースもあるのです。
そして第2に、勝てる見込みを30分の相談で見極めるのは結構難しいものなのです。争いごとでは、依頼者の武器(主張・証拠)だけでなく、相手方の武器も知った上で見通しを立てなければならないのですが、30分では、相談者自身も十分に武器を示せなかったり、逆に自分に不利な証拠を隠していたり。
まぁ、限られた時間でどれだけ事件の全体像を把握できるかは弁護士の腕の見せ所でもあります。私も、できるだけ要点を絞ってお話をうかがい、一度提示した見積額以上の請求はしないように心がけています。
もっとも、何より大切なのは、依頼者と弁護士との信頼関係。
弁護士は常に依頼者にとって何が利益かを考えていますから、これを信頼いただいた上で、弁護士が時間を使うことにチャージが発生することをご理解いただけると幸いです(当たり前のことですが)。
弁護士費用は高いというイメージがあるかも知れませんが、皆さんからいただいた費用、全部私のポケットに入るわけではありません(そうだと幸せなのですが)。事務所運営の経費を支払い、税金を支払うと、手元に残るのは本当にわずかなのです。
これ、弁護士の偽らざる本音です。
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