久しぶりの少年事件
久しぶりに少年事件を受任しました。
前回は被疑者国選弁護人として選任され、家庭裁判所送致後は国選付添人として活動しましたが、今回は家裁送致後の段階からの受任です。審判の日が7月中に指定されているので、調査官との打ち合わせ等、これから大忙しです。
ちなみに、今回は国選事件ではありません。
この少年にも被疑者国選弁護人が付いていました。しかし、国選付添人の対象となる事件ではなかったため、家裁に送致された後、少年には弁護人がいなくなってしまいました。成人の場合、被疑者段階で国選弁護人が付くような事件では、起訴後も国選弁護人が付くことが通常です。しかし、少年の場合は、刑罰を科す「裁判」ではなく、あくまでも少年の保護を目的とする「審判」を受けることになるため、一定の重大事件以外は国選の付添人が付かないという制度になっているのです。
とはいえ、弁護士を必要とした少年から当番弁護(私選弁護人)の要請があり、受任することになった次第です。
ただし、少年ですから、弁護士に依頼するだけの経済力はありません。そこで、日弁連の「「少年保護事件付添援助」という制度を利用することにしました(少年に代わり、日弁連が弁護士費用等を負担するという制度で、国選制度の隙間を埋める役割を担っています。)。
少年の未来が素晴らしいものになるように、少しでもお手伝いできたらと思っています。
(アソ弁)
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