交渉を究め、交渉を科学するバトナ研究会。
前回に引き続き、今回も旗色が悪いときの交渉の進め方について研究しました。
裁判で勝てるときは、そのことを相手に伝えて強気に交渉したらいいですし、それでだめなら躊躇せず裁判を起こせばいい。
しかし、裁判しても勝てないときはそうはいかない。様々な作戦を考える必要があります。
そんな中、私が迷わず訴訟を起こすのが離婚のケースです。
離婚理由が弱い場合でも調停や裁判をしているうちに別居期間が長くなり、訴訟が決着する場合には離婚理由ができあがっていることが少なくないからです。
また、訴訟を起こすことで相手にはこちら側の「何が何でも離婚したい」という本気度と執念が伝わりますので、最後はお金で解決となることがほとんどです。
もし相手方だったら、こんな相手といつまでも籍を入れておきたくないと感じるもの。
「相手から見える景色を想像する」
これが上手な交渉の基本です。