第9回 バトナ研究会
交渉を究め、交渉を科学するバトナ研究会。
本日も充実の研究ができたと思います。
【バトナの見つけ方】
依頼者に勝ち目がないと思える事案で、どのように依頼者に理解していただくか。
・まずは契約書をよく読む
・契約書のタイトルと、実態が異なる場合がある
(タイトルは業務委託契約書だが、書かれている内容は転貸借契約)
→転貸借を前提とした交渉の余地が出る可能性に気づける
【役員や従業員が退職、独立した場合の法律問題】
・競業避止義務
→法律上(取締役)か、契約上か?
→範囲、業種、期間、地域の縛り方により有効性に違い
・顧客情報やノウハウの持ち出し
→不正競争防止法違反
・従業員の引き抜き
→在職期間になされた準備行為は不法行為成立の可能性
→立証の困難性
自ら担当する事案以外についても真剣に検討する機会を設けることで、すべてのメンバーのレベルアップが図られていると信じています。