設問12(11月29日検討)
11月22日は三田祭期間でお休みです。次回講義は11月29日です。
1
停止条件、解除条件とは何か。それぞれの例を挙げて説明しなさい。
2
「昨日の三谷先生のゴルフの成績が100以上だったら、この本を上げるよ」という贈与契約にはどのような問題があるか。昨日の三谷先生のゴルフの成績は契約時点で100以上か未満か決まっているはずであるが、契約当事者がそのことを知らないという点に着目して答えなさい。
同様に、「この本を上げるけど、昨日の三谷先生のゴルフの成績が100以上だったら返してね」という場合はどうか。
3
条件と期限とは何が違うのか。
また、確定期限、不確定期限とは何か。それぞれの例を挙げて説明しなさい。
4
Aは親戚の大学生Bに100万円を貸し与え、「返済は出世したときでいいよ」と言った。ところが、Bは卒業後就職した会社で不正を行いクビになり、その後は定職にも就かず自堕落な生活をしている。そこでAはBに貸していた100万円の返済を求めた。
Aの請求が認められるかを検討するにあたり、AB間にはどのような合意があったと構成することが考えられるか。できるだけ多くのパターンについて検討しなさい。
5 なぜ、消滅時効(例えば167条)という制度があるのか。
6 消滅時効の要件を説明しなさい。
【ヒント】
民法 127条、131条、166条、167条
大判大正4.3.26民録21-439