「盤上のアルファ」 塩田武士 (講談社) ★★★
将棋好きの先輩に、「自分は将棋はできないけど、憧れはあって、将棋が舞台の小説も結構読んでいます」という話をしたら、この作品を紹介されました。
本作は奨励会を脱落した者が、最近できた特例措置によって再びプロ棋士を目指すことにスポットを当てたもの。
作者は藤原伊織の「テロリストのパラソル」を読んで小説家を志したそうだが、名作「将棋の子」(大崎善生)や「真剣師小池重明」(団鬼六)の二番煎じ感が拭えないのがやや残念。
最後に見せ場はあり、今後の成長に期待したい。
【顧問弁護士ネット 横浜市 顧問弁護士】
横浜の弁護士 離婚 相続 交通事故は三谷総合法律事務所