未来創造弁護士法人 Blog

東京と横浜にある法律事務所で日々奮闘する弁護士と事務局が、気の向いたときや機嫌のいいときに更新する事務所日記です。

【未来創造弁護士法人 3つのモットー】

1 依頼しなくてもOK 気軽に相談していただけます!
2 スピードは価値 早期解決を最優先します!
3 お客様の希望をじっくり聞きます!専門家の意見をしっかり伝えます!


第51回 未来創造会議 フィロソフィ輪読

59 日々採算をつくる
フィロソフィは従業員の物心両面の幸福を実現するためにあります。そして、これはチームが売上を上げ、利益を上げることによってこそ達成できるのです。
フィロソフィの各項目を実践すれば数字は上がるはずですし、フィロソフィを数値化することが大切です。

60 健全資産の原則を貫く
バランスシートはできるだけコンパクトであることが好ましく、安易に設備や人を増やしてはいけません。

61 能力を未来進行形でとらえる
今できることで判断せず、将来のある一点でなにを達成したいかと決めることが大切です。やれる数字でなくやりたい数字を目標にしてください。

62 目標を周知徹底する
目標はリーダーがうちに秘めるものではなく、チームの全員に周知徹底しなければなりません。一度や二度話したくらいでは伝わりません。全員が目標達成のために具体的になにをすればいいのかがイメージできるように伝える必要があります。

63 採算意識を高める
自分が一日にいくらの給料をもらっているか、10分当たりいくらの給料をもらっているかを意識してそれに見合った付加価値を生み出すように意識しなければなりません。

64 倹約を旨とする
少しでも経費を削減することは大切ですが、時間もまたコストであることを忘れてはいけません。

慶應義塾普通部 目路はるか教室

私の出身中学である慶應義塾普通部からご依頼いただき、「目路はるか教室」の先生を務めてきました。

自分たちの中学のOBの社会人から仕事のことや大人の考えていることを教わるという取り組みで、20年以上も続いているそうです。
(私の在学中にはありませんでした。)

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3Dプリンターの出力事業をされている友人社長にもご協力いただき、
・日本一裁判しない弁護士のお仕事
・3Dプリンター工場を見学しよう
日本国憲法を考えよう 
という訳の分からない3本立てでお送りしました。

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中2の男子ばかり25名。みんなまだまだかわいかったです(笑)

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3Dプリンターの値段を聞いてびっくり!

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彼らも3年後には選挙権を持ちます。憲法を通じ、選挙の大切さを伝えたつもりですが、うまく伝わったかなぁ!?

「社長」と「弁護士」はどっちがかっこいい?って聞いたら、みんないっせいに「社長~!」と答えてくれました(苦笑)
社長でもいい、弁護士でもいい、みんな社会に出たら立派なリーダーになって存分に活躍してもらいたいです!

【第72回SUC三谷会】 遺産分割研究 その1

今回より、改めて遺産分割・遺留分の研究です。

初回は、

・遺産分割調停でできること、できないこと
・遺産の範囲
・相続人の範囲と相続分
・相続分の譲渡

などです。
基本的ですが、大切なことばかり。
これからますます相続件数が増えることは統計上はっきりしていますので、弁護士側もしっかりと備えておきましょう。

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第50回 未来創造会議 合同フィロソフィ勉強会

第50回目の今回は、いつもお世話になっている会社さんと合同でフィロソフィ勉強会を開催しました。

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「なぜ経営に哲学が必要なのか」を全員で輪読したあと、3つのグループに分かれて意見交換会。

・フィロソフィができる前とできた後で会社はどう変わった?
・フィロソフィができる前とできた後で社長はどう変わった?
・これからどんな会社にしていきたい?

などなど。

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社員同士は初対面でもフィロソフィという共通言語があるので、すぐに話が盛り上がっていたようです。
他社の取り組みや考え方を社員が直接吸収でき、みんな刺激を受けていました。高めあえる関係性って最高ですね。お互い成長してまた会いましょう。

おかげさまで未来創造弁護士法人は10周年を迎えました。

こんにちは、三谷です。

皆様のおかげさまで、未来創造弁護士法人は創立10周年を迎えることができました。
本日は、いつもお世話になっている顧問先経営者様にお集まりいただきささやかなパーティを開催させていただきました。

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どの会社も、すごいスピードで成長している企業ばかり。
私たちも、負けずに成長していきたいと思います。

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本当に、「感謝」という言葉しか出てきません。
感謝の思いを胸に、また明日から精一杯、皆様のサポートをさせていただきます。

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スタッフも年々増えておりますが、お客様に育てられ、誰一人欠けてもチームが成り立たない素晴らしいメンバーがそろっています。

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さらに進化するために、「社会正義を実現する未来創造弁護士法人になる」と宣言して、締めさせていただきました。
これからもどうぞ、よろしくお願い致します!

第6回 [Growing] 経営談義の会 「創立10周年パーティー」

第6回の [Growing] は、未来創造弁護士法人の創立10周年を記念し、顧問先をお招きしてのパーティーを開催させていただきました。

全国から約100社の社長にお集まりいただき、感謝感激です。

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当事務所のクライアント企業はみなさん、売上・利益を伸ばそうという向上心が強く、そのための工夫と努力を惜しまない素晴らしい経営者ばかりなので、私たちも刺激を受けます。

来年2月に、「伸びてる会社の意外な共通点」(合同フォレスト社)という本を出版させていただくことになりました。そこで書いた30項目の中から、この日の会の中では6項目についてお話しさせていただきました。

1 でかい目標を立て全社員と共有している
目標が低いのに、どんどん経営が伸びていく会社などありません。また、社長一人で目標が達成できるわけではありませんから、目標は社長の頭の中だけにあっても意味がなく、常に公言しておく必要があります。

2 利益が好き
利益が好きなのは当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、そうは言いながら、税金を払うことを惜しんで利益を調整したり、不要な経費を払う人がいます。納税しながら内部留保を増やすことが成長につながります。

3 私利私欲がない
社長を金持ちにしたくて頑張る従業員はいません。社員のため、お客様のために誰にもまけずに働いている社長がいる会社が伸びています。

4 採用活動を大切にする
採用活動は、社員を選ぶ場でなく、会社が選ばれる場です。
この点は第4回の [Growing] で特集させていただきました。

5 はやい
スピードは絶対的に善。
すぐに連絡がついて、すぐに決断して、すぐに返事が来て、すぐに実行に移る会社が伸びています。

6 かけ算でなくたし算
隣の芝は青く見えるので、伸びてる会社を見るとかけ算をしているように見えます。しかし、実はすごいスピードでたし算をしているだけです。優雅に池を泳いでいるように見える白鳥も、水面下ではすごい勢いで水をかいています。

 

※[Growing]は、未来創造弁護士法人と顧問契約をいただいている経営者にお集まりいただいて経営談義をする会です。「共に進行形で成長する」という思いを込めて会の名前をつけました。

10年間を振り返り。

金木犀の良い香りがどこからともなく流れてきて、過ごしやすい穏やかな季節となりました。断然秋は「スポーツの秋」を主張したい事務局Mです!今週末は未来創造駅伝チームが初レースに挑みます!

さて、10月2日に事務所開設10周年を迎えます。10周年を前にし、この10年間、入り口でお迎えしお見送りしてきた、のべ約1000人の相談者・依頼者の方々のことが思い出されます。

急に離婚を切り出されたと泣いて泣いてお話された方。
身内が交通事故に遭い、放心状態で相手方との交渉を一切したくないとおっしゃる方。
相続人を調査したところ30名以上の相続人が判明した案件。
離婚無効を争い3年、事務所一丸となって相手方に挑んだ案件。
毎日何度も何度も電話をかけてきた相手方の男性。
突然相手方が事務所に乗り込んで来られて、怖い思いをしたこと。

など、1000人いれば、1000通りのご相談内容があり、とてもあげきれませんが、お名前と顔とご相談内容は結構覚えているものですね。

でも、大変だったなぁと思う事件も、無事事件が終わり、終了の報告を行なったときに「ありがとうございました。先生のおかげで無事解決できました」と言っていただいたときには、私が直接解決したのではないのですが、やはり嬉しいですし、それまでに苦労したことも忘れてしまいます。
私たち事務局は、ご相談者の方々が、緊張することなく弁護士にすべてをお話しできるように、聞きたいことをすべて聞けるように、少しでも緊張が解けるように心がけ、窓口でお出迎えしております。また、11月には新事務所への移転が決まっております。新しい事務所は防音が整った相談室もご用意しております。どうぞご安心してご相談ください。ご相談のご予約お待ちしております(事務局M)。

【第71回SUC三谷会】 弁護士が使う会社法

本日は、弁護士が使う会社法の研究です。

1 株主名簿の整備
 ・本人確認の義務はない
 ・株主の同意なく開示しても個人情報保護法に抵触しない
 ・増減記録であり名義の書き換えが行われるわけではない
 ・現在の権利関係が記載されるのみで前主が誰かの記載は不要

2 決議の省略、議事録の作成
 ・決議の省略は開催の省略ではなく議事録は必要

3 職務代行者と仮役員(一時役員)
 ・職務代行者は取締役がいる場合で執行停止+仮処分
 ・職務代行者は本案訴訟を前提とする
 ・仮役員は取締役の死亡、病気の場合で非訟事件
 ・職務代行者は常務のみだが、仮役員は制限無し
 

代表弁護士三谷淳のデビュー作「丸くおさめる交渉術」が書店に並びました!

こんにちは、三谷です。

このたび、ビジネス出版大手すばる舎さんにご縁をいただき、三谷淳のデビュー作「丸くおさめる交渉術」を出版させていただきました。

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もちろん、弁護士向けの本ではなく、ビジネスマンに必ず役立つ1冊になりましたので、是非読んでいただきたいです!!

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本日より、全国の書店に並べていただき、さっそく「見かけたよ!」「買ったよ!」とメッセージをいただきました。
ほんと、感謝、感謝です!

大型書店では、「交渉」「ビジネススキル」「コミュニケーション」の書棚にならんでいると思います。

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事務所のカウンターにもおいてもらいました(笑)

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もちろん、Amazonでも買えます。
https://www.amazon.co.jp/dp/4799105183/

 

内容は、こんな感じです。
 ↓  ↓  ↓

【目次】

第1章 丸くおさめると仕事も人間関係もうまくいく

1 人とのコミュニケーションはすべて交渉

2 あなたの交渉がうまくいかない理由

3 頭がいい人はケンカしない

4 相手も自分もトクする最強の交渉術

5 丸くおさめるとお金も仲間も手に入る

6 丸くおさめる交渉の3つのポイント

 

第2章 丸くおさめる交渉で大切な3つのこと

7 スピード決着を図る

8 相手の期待値を飛び超える

9 長期的利益を最優先にする

 

第3章 どんな難問もスピード決着する技術

10 落としどころの見つけ方

11 バトナを準備する

12 交渉の最初に聞き出すべき5つのこと

13 将来のことだけを話す

14 上手な期限の利用法

 

第4章 相手が思わずYESと言ってしまう交渉戦略

15 人間は合理性だけでは動かない

16 相手の話はすべて聞く

17 伝える内容より伝え方

18 リアル最強の法則

19 決定権限を持つ人を見つける

20 テレビドラマから学ぶ弁護士の交渉術

 

第5章 相手も自分もトクする交渉の極意

21 最初の条件提示は相手から

22 相手が譲歩してくれないときの対処法

23 交渉を左右する「ピークエンドの法則」

24 ご縁を次につなげる上手な断り方 

25 ご縁が切れない上手な断られ方

 

第6章 ケース別! 丸くおさめる交渉 実践例

26 価格交渉(値上げ交渉 値下げ交渉)

27 納期交渉(急いでもらう 納期を延ばす)

28 トラブル対応、クレーム処理

29 社内の上司・部下交渉

30 電話やメールでの交渉

 

逃げ得を許さない!

こんにちは、三谷です。
たまには弁護士っぽいお話を。

 本日の日経新聞1面。

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取引先が代金を払ってくれないとか、損害を被ったのに賠償してくれないという場合、法律は
[裁判]→[判決確定]→[強制執行

というメニューを用意しています。


しかし、実際は判決とっても、強制執行する財産があるか分からなかったり、裁判している間に隠されたりするので、まずは執行する財産があるかを確認して裁判が無駄にならないようにする

[財産調査]→[仮差押]→[裁判]

という流れが取られるわけです。

そうすると、債務者は財産を隠してしまえば追求されない(追求できない)逃げ得を許していたわけです。
ところが、裁判所が債務者の財産を探してくれるように法改正の動きが出てきました。まだ実現には2,3年かかりそうですが、一度判決を取ればその後10年は有効です。

執行財産が見えていなくても、躊躇せず債務名義を取りに行くよう、お客様にもオススメしていきます!

逃げ得を許さず、正義が勝つ世の中にしないとね。