「悪の教典(上・下)」 貴志祐介 (文藝春秋) ★★★
修習生のころ、高見高春の「バトルロワイアル」を回し読みしました。中学生1クラスが無人島で殺し合いをするという奇想天外な舞台設定に、ついつい最後まで読んでしまうという良くも悪くも話題の本でした。
本作は、高校教師が同僚や生徒を次々殺戮していうという点では設定が似ています。しかし、目的は私利私欲だし、結末もありきたりだし、読みながらも気分が悪いし、読後感もすっきりしないし、あまりおすすめできません。
舞台設定だけが勝負で、二番煎じ感の強い作品でした。
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