国債最悪の53.5兆円 今年度税収は36.9兆円
世間では相変わらずデフレや倒産など不景気の話題が多いようです。
皆さんは一体どのぐらいの借金があると破産になるのか想像したことはありますか?
法律上は、支払い能力を欠いて債務を一般的かつ継続的に弁済することができない状態を「支払不能」といい、破産手続が開始する原因と規定しています。
例えば、年収369万円の人が535万円の借金を負っていたとします。当然、収入のすべてを借金の返済に回せるわけではなく、生活のための支出もあるのですから、果たして自分の年収以上の借金を返済することは可能なのでしょうか。
裁判所は、(住宅ローンなど長期的な弁済期の定められた債務を除き)年収の1.5~2倍程度の借金があれば「支払不能」と考えているのではないでしょうか。
今日の夕刊の一面に「国債最悪の53.5兆円 今年度税収は36.9兆円」に見出しがありました。
私はこれを見て一瞬「日本は年収以上の借金を抱えているじゃないか」と思ったのですが、よく読むと国債53.5兆円は1年分の発行額で、09年度末の国債発行残高は実に581兆円だそうです。
何だか日本国民として将来を考えると暗くなってしまいますよね。
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