一件落着
東京でも開花宣言がありました。いよいよ春ですね(といっても寒い雨が続きますが・・・)
さて、担当していた事件が終了しました。
賃貸物件の明け渡しを求めていた事件なのですが、訴訟提起後、相手方と話し合いの末、自主的に退去してもらうことができ、依頼者の希望を迅速に実現することが出来ました。
実はこの事件、結構手こずりました。というのは、不動産の明け渡しを訴訟で求める場合、不動産を特定する必要があり、通常は不動産の登記簿謄本を添付すれば足りますし、土地の一部について明け渡しを求める場合には、測量図を添付して明け渡しを求める範囲を明確にします。しかし、本件では土地全体の測量図はあったのですが、明け渡しを求めたい一部分についての測量図がなかったのです。
とりあえず文字で特定しようと試みたのですが、裁判所は受け付けてくれませんでした。そこで、巻き尺を持って現地に行き、測量し、測量図を作成して提出したところ、受け付けてもらえました(図面を作ったのは、中学生の時の技術の授業以来ですかね)。
弁護士といえば事務所で書面を作成し、裁判所と事務所を往復しているイメージがあると思いますが、実際は現地にも積極的に出かけて行っているのです。
さらにうれしいことに、同一依頼者から新たな依頼がありました。「信頼されたのかな」と勝手に思って喜んでいます。
(アソ=アソシエイト弁護士)
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