2011-04-07 「昭和二十年夏、僕は兵士だった」 梯久美子 (角川書店) ★★★★ 弁護士日誌 昭和二十年夏、僕は兵士だった作者: 梯 久美子出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2009/07/29メディア: 単行本 1年の中で1番好きなはずの桜の季節。自粛とはちょっと違うのだけど、今年は浮かれた気持ちになれない。 首相が、マスコミが「戦後最大の危機」と叫ぶ東日本大震災と福島第一原発の事故。 では、戦後の復興とはどういうものだったのか、そして戦争とはどういうものだったのか。 この本は、終戦を二十歳前後で迎えた兵士(兵卒に限らない)のリアルな戦争経験と、死が当たり前の世界にいながら「生き残ってしまった」後の価値観をリポートしている。 今回の大地震も生と死は紙一重だったと思うし、これから長く厳しい日本再生の道のりが待っている点では、共通点が多いのではないだろうか。 戦後最大の危機を35歳で迎えた三谷の真価が問われる。 【顧問弁護士ネット 横浜市 顧問弁護士】 横浜市の弁護士 離婚 相続 交通事故は三谷総合法律事務所(法律相談随時)