市民の感覚、法律家の感覚
こんばんは。三谷です。
皆さんの周りで、こう言う人はいませんか。
「裁判官はお勉強ばかりしていて、そのまま閉鎖的な社会に入り、庶民との接点もないから常識がない」
また、相談を受けていると、私に向かってこう言う人がいます。
「私は法律のことは詳しく分かりませんが、相手が悪いのに、私が法律で負けるのはおかしいですよね」
法律の専門家として10年以上の経験を積むと、確かに、「法律で全ての正義は実現できない」ということを実感します。裁判所を使った正義実現プログラムには「法律上正しい主張」のほかに「時間」と「金」と「証拠」が必要です。
だからといって、法律が間違っているという権利は国民にはないと思っています。だって、だって、この法律を作った国会議員を選んだ国民が悪いってことですから。
民主党の小沢一郎元幹事長が強制起訴されることになりました。
有罪をとるためなら証拠の改ざんまでやる検察庁(笑)が2度にわたって不起訴の結論を出したにもかかわらず、果たして、裁判所の正義実現プログラムで有罪にできる証拠があるのでしょうか。
これが市民の感覚なのでしょう。
親小沢でも反小沢でもありませんが、ひとりの法律家として、今後に注目したいです。
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