第10回 バトナ研究会
最短で、最良の話し合いによる解決を探求するバトナ研究会。
本日は、元取締役の競業避止義務について研究しました。
・そもそも、競業避止を定めた契約は有効なのか。期間、エリア、対象業務の面で広範な避止義務として無効にならないか
・当該元役員の他、新たに雇用した会社が責任を負う場合があるか
・責任を負う場合の損害とは何か
など、法律上の争点について5名の弁護士で意見交換しました。
テレビの法律番組ではありませんが、すべての観点について弁護士の意見が一致しないこともあります。
意見が一致しないこともふまえて、どう交渉を進めていくかが弁護士の腕の見せ所ですね。裁判で長い時間をかける解決はつくづく誰のためにもならないと感じます。
すべての当事者がその意識を持って、冷静に、迅速にトラブルを解決できるよう、尽力します。